「VLCDに興味があるけれど、調べてもマッチョの体験談ばかりで参考にならない…」
「ダイエット初心者でもVLCDはできるんだろうか?」
「運動不足の肥満」だった当時の私は、
こんな疑問や不安から長い間VLCDに踏み切れずにいました。
この記事では、
そんな筆者が実際に行ったVLCD(ベリー・ローカロリー・ダイエット)の体験談を紹介しています。
これを読んだ方がVLCDへの理解を深め、ご自分で実践される際の参考にしていただければ幸いです。
そもそもVLCDってなんぞや?という方は、先にこちらをお読み頂けるとより理解しやすいかと思います。
1週間でどれくらい痩せた?
1週間VLCDを行った結果、
体重-4.8kg、体脂肪率-1%
となりました。(※身長168cm、体重88.7kg→83.9kg、体脂肪率26.6%→25.6%)
ぱっと見では分かりづらいのですが、腹回りを中心にややすっきりしています(内臓脂肪が落ちた?)。
お腹の肉が一番気になっていたので、ここに変化を感じられたのはとても嬉しかったです。
体重の推移。毎日-0.7kgくらいずつ落ちていっているのが分かります。 元々は1週間で-6kgくらいを期待していたのですが、恐らく今回以上にペースを上げるのは難しかったと思います。
VLCD期間中の過ごし方(食事・運動・その他)
食事
1日の合計摂取カロリーが500kcal前後になるように設定していました。1日3食食べていたので、1食あたり約135kcal。数字だけ見るといかにもきつそうですが、体が慣れてからは意外と平気でした。
毎日大体こんな感じ。
また、VLCDにおいては塩分と水分の補給も大変重要なので、意識的に摂るようにしていました。
VLCD中の食事については以下の記事で詳しく解説しています。
運動
エクササイズとしての運動は原則NGとしていました。
ただ、あまり体を動かさないと体温や代謝がどんどん下がってしまうため、運動を控える代わりに意識的に歩くようにしていました。 私の仕事はデスクワークで活動量が少ないのですが、電車通勤+αで1日10,000歩以上は歩いていたかと思います。
その他
運動の話とも被るのですが、とにかく体を冷やさないよう意識して過ごしていました。 寒いと単純に辛いですし、ダイエット的にも代謝が落ちるとカロリーが燃えにくいのではと考えたためです。
歩くこと以外だと、毎日熱めの湯で全身浴をしたり、白湯を飲んだり、寝る前に寝室や布団を暖めておく、などを実践していました。 また私の場合、体が冷えると寝付きも悪くなるため、睡眠の質を上げるための対策は必須でした。
結局VLCDはつらいのか
率直な感想としては、
「予想よりも全然つらくなかった」です。
これには驚きました。
よく、「VLCDは辛いので絶対おすすめしない」というレビューを目にするため、「日常生活への影響」は特に気になるところかと思います。
「空腹すぎて仕事にならないんじゃないか?」
「タンパク質だけしか食べなかったら体調が悪くなるのではないか」
などなど…
私も不安が尽きませんでしたが、
いざ始まってみると、日常生活には驚くほど支障がありませんでした。
なぜか?個人的には、栄養と水分を適切に補給できていたのが良かったのではないかと思っています。
もちろん、負荷やストレスが全くなかったと言えば嘘になりますが、その度合いは予想よりもはるかに軽いものでした。(便秘気味になる・おしっこの回数が増える・階段や坂をのぼると息が切れやすい・手足が冷える等の変化はありました)
つまり、
「VLCDの負荷には個人差があり、私のようにあまり辛くならないケースもある」
ということですね。
一応お断りしておくと、私は決して意志が強いわけでも精神力が強いわけでもありません(強かったらそもそもこんなに太ってない…)。しかし、だからこそ「つらさを軽くするための工夫」は色々と実践していました。
その辺りについても、追々まとめていけたらと思います。
リバウンドの有無
私の場合、VLCD後の1週間で+2.4kgほどの戻りがありました。
VLCDで落ちた分が-4.8kgだったので、トータルで-2.4kgということになります。
「なんだ、そんなに戻るならVLCDやる意味ないじゃん!」
確かに、そういう見方もあると思います。
しかし、私自身この結果には納得していて、
やはり今回VLCDをやってみて良かったなと思っています。
納得できた理由は3つあります。
①食事量を元に戻したら増えるのは当前
②VLCD後も体脂肪は減り続けた
③結果を出せたことで後のダイエットのモチベが上がった
特に②と③が大きいですかね。
私は体重計の数値をあまり信用できなかったので、体重計測の他に、自分で腹を触ったり、写真を撮ったりして毎日進捗を確認していました。
その結果、VLCD後は明らかに脂肪が減っていっている実感がありました(体重計上の数値も減少傾向に!)。
そして、その後も2ヶ月ほどダイエットを継続していたのですが、VLCD直後の体重からさらに-3kgほど減量しました。-3kgという数字はさておき、少なくとも「VLCD後にリバウンドしなかった」ということは言えるかと思います。さらに、VLCDの分と合わせると2ヶ月とちょっとで-7.8kg減った計算になりますから、長い目で見ればむしろ「その後のダイエットに弾みをつけた」とも言えるかもしれません。
「1週間頑張り抜いて体重を減らせた!」という成功体験は、特にダイエット初期には大きな自信になると思います。
ひょっとすると、こうした心境の変化が今回のVLCDでの一番大きな収穫だったかもしれません。
VLCDはおすすめできる?
ここまで読んで「私もやってみようかな?!」と思われたかもしれません。
でも、ちょっと待ってください!
実はこのVLCDダイエット、
万人にはおすすめ「できません」。。。
(おすすめしたい気持ちはすごくあるのですが…!)
なぜなら、本記事はあくまでも一個人による体験談であり、VLCDの一般性や安全性を保証するものではないからです。
そもそも、短期間で体重を落とすという行為自体、体への負荷は確実にあります(荒療治中の荒療治…)。少なくとも、持病をお持ちの方や投薬中の方などはまずやらない方が良いかと思います。
こちらをご理解頂いた上でなお「VLCDについてもっと詳しく知りたい」という方は、ほかの記事や、私が参考にした各種論文をお読み頂ければ、より理解を深められるかと思います(下記記事からも読めます)。
まとめ
今回は「運動不足の肥満が1週間VLCDをやるとどうなるのか」をご紹介しました。
VLCDについては、今後も一日の過ごし方の詳細や食事メニュー、心がけたいポイントなどもまとめていく予定です。ご興味がありましたら今後ともお付き合いいただければ幸いです。
それでは皆さん、健康的なダイエットライフを!
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